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Airbnbを上回る集客力!?中国系民泊サイトの実態

民泊仲介事業の先駆けとして知られるAirbnb。世界では最もスタンダードな民泊の集客サイトとされているAirbnbだが、実は、中国にはそれを凌ぐ独自の企業が存在した。『爆買い』などで知られる中国人観光客を集客する上で見逃せない、「中国系民泊サイト」の実態について調べてみた。

2016-03-24    Airbnbの運用ノウハウ

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Airbnbの中国版“自在客”とは


世界でスタンダードとなっている民泊仲介業者Airbnbだが、中国では独自の企業が民泊業界を牛耳っている。その中国系民泊サイトの代表が「自在客(じざいけ)」である。自在客はAirbnbと似たビジネスモデルを発展させながら、中国国内の民泊宿泊者を集客している。また、自在客は中国系民泊サイトの中で最も日本でのシェアが高く、予約の多い都市10都市のうち6都市が日本の都市であるなど、日本の民泊事業にも少なからぬ影響を与えている。日本以外にも中国、台湾、韓国、米国でも事業展開をしており、台湾に至ってはAirbnbを上回る最大手だ。自在客のCEOである張氏は今後の事業展開について「次は日本を最重要市場と考えており、今年は事業拡大に注力していく」と述べている。

自在客の特徴① 著しい成長


現在、自在客に提供している日本の物件数は2090件、1万2760室である。日本で現在2万6000室を提供しているAirbnbが1年前は1万件未満であったことを考えると、自在客の成長は著しく、民泊業界に与える影響は甚大だ。また自在客は、訪日外国人の過半数を占める中華系(中国、台湾、香港、シンガポール)をメインターゲットに絞った民泊サイトであり、中国では大きなシェアを誇っている。そのため、自在客への展開は、中国人ゲスト獲得を加速させることに繋がると予想される。

自在客の特徴② 徹底したシステムによるトラブル回避


民泊の課題としてよく挙げられるものとして、鍵の受け渡しやトラブルへの対応といった「ホストとゲストとのやりとり」がある。しかし、中国人が中国人向けにやっている民泊のほとんどは、トラブル回避のための徹底したシステムが構築されているようだ。例えば、鍵の受け渡しは事前に郵送したり、受け取り場所を指定したりしている。ゲストが鍵を持って帰ってしまったというトラブルにも後日郵送してもらうなどして対応する。そのためにも自在客では予約時にパスポートと写真、IDの確認や預託金によってゲストとのやりとりが管理されている。

自在客の特徴③ 中国人のための民泊サイト


Airbnbがグローバルな事業展開を行っているのに対して、自在客は集客のターゲットを中国人に絞っている。Airbnbでは英語で行うやりとりも、自在客では中国語で完結出来る。その点で、中国人利用客からしてみると中国民泊サイトの方が使いやすいというのは当然だろう。また、自在客では予約時に中国で使用している電話番号やIDの登録が必要となっている。そのため日本人が利用することは難しく、中国人利用客のための民泊サイトであると言える。

自在客の特徴④ 日本人ホストの進出


自在客ではゲストのほとんどが中国人ゲストであるが、ホスト側はグローバル化が進んでいる。現在、自在客に出している日本の物件数は2090件であり、部屋数は1万2760室にも及ぶ。このうち、中国人ホスト、日本人ホスト、その他の割合はそれぞれ3分の1ずつである。つまり、日本で民泊を運用している日本人ホストも徐々に中国系民泊事業に進出を始めていることが分かる。

まとめ


訪日外国人が2015年に前年比で47.1%の伸びを記録している中で、中国人観光客は前年比で107.3%も伸びている。そして現在、中国、台湾、香港といった中華系は訪日外国人客の過半数にも及ぶ。このような状況の中で、中国人ゲストの獲得は民泊を運営していく上で欠かせない。そして自在客をはじめとした中国系民泊サイトを利用することは、中国人ゲストの獲得に繋がるだろう。

これまで、運用代行会社Twistでは主にAirbnb内でのサービスの向上に努めてきたが、現在、中国人ゲストのさらなる獲得に向けて、中国系民泊サイトといった複数プラットホームへの展開について準備を進めている。

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